簿記2級について調べると、
- 「合格率が低い」
- 「難しすぎる」
- 「何回受けても受からない」
という声を見かけます。
これから受験する人なら、
「本当に自分でも合格できるの?」
と不安になるかもしれません。
結論からいうと、簿記2級の合格率だけを見て「受からない試験」と考える必要はありません。
確かに簡単な試験ではありませんが、正しい勉強方法で準備すれば十分合格を目指せます。
この記事では、簿記2級の合格率や難しいと言われる理由、一発合格するための勉強法を解説します。
結論|簿記2級の合格率は低いが、正しい勉強をすれば十分合格を目指せる
簿記2級は、
日商簿記の中でも実務レベルに近づく資格です。
商業簿記だけではなく、
工業簿記も試験範囲になります。
そのため、
3級より難易度は上がります。
しかし、
合格率だけを見て、
「自分には無理」
と判断する必要はありません。
実際には、
- 勉強時間を確保した人
- 問題演習を繰り返した人
- 苦手分野を放置しなかった人
は十分合格できます。
簿記2級の合格率
日本商工会議所が公表している試験結果を見ると、
簿記2級の合格率は回によって変動があります。
ネット試験(CBT)も導入されているため、
時期によって多少差がありますが、
おおよそ20〜30%台で推移することが多い試験です。
つまり、
受験者全員が簡単に受かる資格ではありません。
一方で、
毎回多くの合格者も出ています。
そのため、
合格率だけを理由に諦める必要はありません。
合格率だけでは難易度は判断できない
合格率を見ると、
「3人に1人しか受からない」
と思うかもしれません。
しかし、
簿記2級では、
十分に勉強しないまま受験する人も少なくありません。
また、
社会人が仕事をしながら受験するケースも多く、
勉強時間を確保できない人もいます。
つまり、
合格率には、
受験者全体の事情も含まれています。
そのため、
「合格率が低い=自分も受からない」
とは言えません。
簿記2級が難しいと言われる理由
商業簿記と工業簿記の両方を勉強する必要がある
3級では商業簿記だけでした。
しかし2級では、
工業簿記も追加されます。
最初は、
製造業に慣れていない人ほど、
工業簿記で苦戦することがあります。
出題範囲が広い
簿記2級では、
- 連結会計
- 税効果会計
- 原価計算
など、
覚える内容が増えます。
そのため、
1回勉強しただけでは忘れやすい試験です。
問題演習が不足しやすい
初心者ほど、
テキストばかり読み続けてしまいます。
しかし、
簿記は計算問題です。
読むだけでは、
試験本番で解けるようになりません。
早い段階から問題演習を取り入れることが重要です。
時間配分が難しい
90分という制限時間の中で、
複数の問題を解かなければなりません。
知識があっても、
時間切れになる人は少なくありません。
そのため、
本番形式で問題を解く練習も必要になります。
一発合格する人の特徴
一発合格する人には共通点があります。
勉強時間を計画的に確保している
短期間で詰め込むより、
毎日少しずつ勉強しています。
社会人なら、
平日1時間、
休日2〜3時間など、
無理のない計画を立てています。
問題演習を繰り返している
テキストだけでは終わりません。
問題集や過去問を何度も解き、
間違えた問題を復習しています。
苦手分野を放置しない
工業簿記が苦手だからといって、
捨てる人は一発合格しにくいです。
少しずつでも復習を続けています。
教材を何冊も買い替えない
途中で教材を変えるより、
1冊を最後までやり切る人のほうが、
合格へ近づきます。
合格率が低くても取得する価値はある
「合格率が低いなら挑戦しないほうがいいのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、
難しい資格だからこそ評価される場面があります。
実際に2026年7月、Indeedで
- 経理 未経験 簿記2級
- 経理 簿記2級
- 会計事務所 簿記2級
の3つの検索条件で、上位求人30件を独自調査しました。
その結果、
- 26件が簿記2級を応募条件としていた
- 17件は未経験でも応募可能だった
という結果でした。
また、
簿記2級を必須としていなかった求人でも、
「入社後の簿記2級取得を支援する」
という内容が書かれている求人も確認しました。
もちろん、
今回の30件だけで日本中の求人を代表できるわけではありません。
それでも、
「合格率が低いから価値がない資格」ではない
ことは実際の求人からも感じられました。
合格率を上げる勉強法
1.まず試験範囲を最後まで1周する
初心者ほど、
1つの論点に時間をかけすぎます。
しかし、
簿記2級は試験範囲が広いため、
まず最後まで学習することが重要です。
2.テキストだけで終わらない
簿記は、
問題を解けるようになって初めて点数になります。
テキストを読んだら、
すぐ問題演習を始めましょう。
3.間違えた問題を解き直す
問題集を何冊も増やすより、
同じ問題を解き直すほうが効果的です。
間違えた理由まで確認すると、
本番でも同じミスを防ぎやすくなります。
4.本番と同じ90分で練習する
知識があっても、
時間切れでは合格できません。
試験直前は、
90分測って解く練習も取り入れましょう。
独学と通信講座はどちらがおすすめ?
独学でも合格できます。
ただし、
次のような人は通信講座も検討する価値があります。
- 勉強方法が分からない
- 一人だと続かない
- 短期間で合格したい
- 仕事が忙しい
自分に合った勉強方法を選ぶことが、
合格率を上げる近道です。
管理人の考え
「合格率20〜30%台」
という数字だけを見ると、
かなり難しく感じると思います。
ただ、
実際に求人を30件調査した結果を見ると、
簿記2級は今でも多くの企業が応募条件としていました。
つまり、
難しいから価値がある資格
とも言えます。
途中で挫折してしまう人がいる一方で、
合格すれば応募できる求人の幅が広がる可能性があります。
合格率だけで挑戦を諦めるのは、
少しもったいないと感じています。
よくある質問
簿記2級の合格率は何%くらいですか?
試験回によって変わりますが、
20〜30%台で推移することが多い試験です。
最新情報は日本商工会議所の試験結果も確認してください。
合格率が低いのはなぜですか?
工業簿記が追加され、
試験範囲が広くなるためです。
また、
社会人受験者が多く、
勉強時間を確保できない人も少なくありません。
独学でも一発合格できますか?
十分可能です。
ただし、
問題演習を繰り返し、
苦手分野を放置しないことが重要です。
合格率が低いなら簿記3級で十分ですか?
目標によります。
経理職や会計事務所を目指すなら、
簿記2級を応募条件としている求人も多くあります。
将来の選択肢を広げたいなら、
2級まで取得する価値は十分あります。
まとめ|合格率だけで簿記2級を諦める必要はない
簿記2級は、
合格率だけを見ると簡単な資格ではありません。
しかし、
- 試験範囲を最後まで学ぶ
- 問題演習を繰り返す
- 時間配分を練習する
という基本を続ければ、
十分合格を目指せます。
また、
今回実際にIndeedの求人30件を調査したところ、
26件で簿記2級が応募条件となっていました。
難しい資格だからこそ、
取得後に評価される場面があります。
数字だけで諦めるのではなく、
将来どのような仕事を目指すかも考えながら挑戦してみてください。


コメント